新作の「レ・ミゼラブル」を観て来ました。それぞれが与えられた義務と信念を貫く、人から見れば、それが理不尽であろうとも。
子どもの頃「ああ、無情」を小学生文庫で読む事も多いでしょう。
わたしも子ども達も小学生向けの本で最初に触れました。
以前も書いた記事ですが↓
息子が10歳の誕生日にパリ、ノートルダム寺院に行き、オルセーやルーブル美術館で愚痴も言わずに何時間も絵を観て音楽を聴いて、パリ在住の友人にあったり、ロンドンに向かい、私が遊学した際のフラットオーナーにも会いに行った。9歳の娘は「レ・ミゼラブル」を鑑賞中、なかなか取れなかった乳歯が取れた。翌日セント・ポール寺院の階段の隙間に埋めた。そのとき「ここに住めますように」と祈ったらしい。そういうとカッコよさげだが、「レ・ミゼラブル」の最中、息子のいびきの口を押さえたり、ずっと歯を触っていた娘は、泣けるシーンで明るい顔で「歯が抜けた」と小声で告げるので、ジュースを飲ませたり、歯をティッシュで包んだりして集中できなかった、といふ、おもひで。
しかし娘はパンを盗む場面から始まる大舞台、船が飛び出る装置、大砲の音など全部覚えてるのだから嬉しい。暮れに友達と「レ・ミゼラブル」を映画で観て大泣きし、映画館のトイレから私に電話して来た。感動したから電話したんだと、お正月に私と観たいと言うではないか。かいぐりかいぐり。
無情な人生、庶民は巨万の富を得る為の組織の奴隷、たちあがる正義感の強い若者、恋のパワー、生きる意味、抱えるそれぞれの恐怖と意義、与えられた使命、一本映画から色んなものを再確認し、音楽も、俳優陣からも相当なパワーを頂く。
ちょっと余談:学生のリーダーが、ボブ・ゲルドフにクリソツ。
もう一つ余談:コントラスト明確な方が感動が増すのは解るけど、宿屋は汚すぎ。あんな酒場で飲む客もいないと思うw。
今までの映画「レ・ミゼラブル」でよかったのはジェラール・ドパルデュー、ジョン・マルコビッチの原作者通りのフランス語映画。。ジャンヌ・モローが修道女だったり、シャルロット・ゲンスフールがフォンテーニュ役。フランス人作家のフランス語による誇らしい映画なので、海賊英国には、ガツンとしてやったり、的な映画。
そしてマルコビッチは奇才だし、「マルコビッチの穴」も有名ですが、
「二十日鼠と人間」はマイベスト映画の一つです。
他、ジャン・ギャバン、ジャン・ポール・ベルモンドのジャン・バルジャンもあり、ジャン・ポール・ベルモンドのはちょっと原作とは違う。
そしてこれも、、、、。ユマ以外あまり覚えてなかったw.