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nasukeiko@那須慶子blog

nkeiko.exblog.jp

目撃

一昨日重鎮の話しやテーブルの雰囲気に集中してたので気づかなかったが、横のテーブルに英語で会話する男性2人。
一人は巨漢なロシア系アメリカ人(もうそう決めた!)、一人はどこかの団体上がりの60歳前後の日本人。

帰り際、その人たちを見た瞬間、成田express待ち時間、品川でコーヒー飲んだとき隣に居た男だ!と思い出した。



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7月18日朝7時半ごろ、和歌山か姫路辺りから出てきた(カキクケコのイントネーションが関西だが関西訛りは薄い・・・・・・)中華料理店の仲居をしているらしき60代の小柄な女性とその男は話していたのだ。

私は雑誌を読みながら会話に聞き耳を立てて
関係や人生を憶測し分析し確認のためチラ観した(にやり)。

何かの幹部の式典に招かれていて男は初老の女性に「失礼のないように」を繰り返した。
八王子あたりで集まるようで御祝儀を渡すタイミング等を話していた。
目的はこの御祝儀だろう。
架空の式なのかもしれない。

彼女はコーヒーを頂くとき両手を合わせて拝んで頂いた。
コーヒーに!
いまどきこんなことしたら、新興宗教に傾倒していると倦厭されがちで
良くも悪くも田舎の風習なのだろうか。
人種の坩堝と化す大都市の体質で、誤解招くものは省く、
東京では人前で手を合わせる人は少ない。

「何か食べなさいよ」というのだが
怪しい男がトイレに去ったとき、女性は旅行鞄からおもむろにアンパンを出して
再度両手を合わせて食べコーヒーを含ませた。

男が戻るとアンパンを食べた言い訳をし、
勤めている中華料理店の店主の話をしだした。
愚痴だ。
彼女は、か弱い初老に見えたのに愚痴になると活き活きした声になり
同一人物とは思えないほど愚痴りはじめた。
もちろん男は全く聞いていないのが横に居て空気で伝わる。

多くの女性が男性の愚痴や悪口を聞くと失望する。

と同じく、女性は吐いて同意してもらうだけでいい、
答えを要求してはいないというのが殆どだから
結論を出そうとする男性には面倒くさいものだろう。

ここは同性で言いあうのが良い。
だが初老の女性から金を取るために
男が携帯観たり周囲の人を見ながら聞いてもないのに感心するかえしをするのだ。

「それは大変だね」「いいたいことはいえ、あとで僕が言ってやるから」
「それは解るなー」
そうそう、この程度で聞いてる振りができる可愛い愚痴、うまいかえし。

チラと男の目を見ると臆病で卑怯そうな目・・・・・・・・
こいつは詐欺師か・・・・
「じゃ、君はどうしたいのか?」等
女性の愚痴を解決しようといった言い方をしない。
吐いて同意して欲しいという良いツボを心得ている。

彼女は続ける。
世の中の大海が全く見えていない人は
知らない人の名前を会話にいれてくる。

「中村さんもそうやなーと言うんですわ、田中さんて人も言うんですわ」と
愚痴に同意した人の名前が挙がる、仲居友達なのだろうか、確かフルネームだった。
彼女にとっては狭いながらの自分の世界。
つい出てしまう個人名なんだろう。
「中村でも田中でもいいけど僕がそういうのを全部聞いておくよ」。

お、こいつ、心強いこと言うなー。ホッントうまい、感心する!
200000円稼がせて180000円納める人の話を適当に聞くのは
お手の物と言った感じだ。


そいつだったのだ。
一昨日「仙波」の机に座っていた。

Kさんにその話をしていたら
もしかしたら何かの組織犯罪者を獲り逃したのかもしれない、と思えてきた。
TVニュースで見た顔かもしれない!

店を出るとバイト帰りの息子が自転車で通り過ぎるのを目撃した。名前を呼んで追いかけたがipodで聞こえてない。帰宅して危険だと注意した。

カフェでは近所の老夫婦を目撃した。物思いに耽っていた・・・・・・
目撃_b0099751_122044.jpg

妙な夜でした。
by nice-keiko | 2009-10-04 11:49
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